動いて元気

日本最古の医学書の極意。痛みに効く酒かすシップ

更新日:

みなさんは『医心方』と言う本をご存知ですか? 『医心方』は現存する日本最古の医学全書と言われています。平安時代の医師も丹波康頼が中国やインドの医書を研究し編纂したものと言われています。

『医心方』は全30巻に及ぶ医学全書。984年に朝廷に献上された後、長い間宮中に秘蔵されていました。その後、下げ渡されたのですが明治維新以降、西洋医学が入ってきたことにより医学者の間で広まることなく「幻の書」「難解な書」として、ほとんど知られる事がありませんでした。昭和に入ってから、古典医学研究家の槇佐知子さんが現代語訳に取り組まれ、現代にも通用する対処法が載っていると、最近になって見直されています。

痛みに効く「酒かすシップ」

そんな『医心方』に載っているのが「酒かすシップ」です。平安時代にも膝や腰、肩の痛みに悩んでいた人は多かったと推察され、酒かすシップは痛みの対処法として重宝されていたようです。

酒かすシップの作り方と使い方

用意するもの

古いソックス(ガーゼでも良い)
紙テープ
包帯(伸縮性のあるもの)
油紙
酒かす 100グラム(板状の物)
粗塩 大さじ3

  1. 古いソックスは踵とつま先をカットして開き布状にする
  2. ボウルに酒かすと塩を入れて、よく練る 2で作ったものを鍋に入れ、湯煎にかけて、さらに練る。
  3. ペースト状になったら完成
  4. 油紙の上に古ソックス(または布)を乗せバターナイフ等で練った酒かすを塗りつける
  5. 患部に4で作ったシップを貼り、テープで留める
  6. 包帯で固定すれば完成

※ 寝る前に酒かすシップをして翌朝に取り替える
※ 1度使った酒かすシップは再利用しない
※ 2~3日で痛みが引いたら終了
※ アルコールに弱い方、かぶれる方は事前に少量で試してください

市販のシップよりも効果が高いかも!

「酒かすよりも市販のシップの方がいいんじゃない?」と感じる方もおられるかと思いますが、日本健康科学研究センター所長、医学博士の岩倉泰一郎先生によると、酒かすには痛みや腫れを取り去る効果があり、市販のシップよりも効果が高いとのこと。倉泰一郎先生は「現代医学の立場から見ても非常に理にかなった方法」だと仰っています。

酒かすシップは消炎鎮痛剤として膝・腰・肩などの痛みに効果があるようです。痛みにお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか?

合わせて読みたい

おすすめ
温熱効果で痛みを撃退!膝の痛みにショウガ風呂!

加齢と共に増える症状で、最もポピュラーなのは「膝の痛み」ではないでしょうか? 「長く歩くと痛む」「階段の昇り降りが辛い」 ...

おすすめ
アボリジニ秘伝!飛べない鳥、エミュー油で腰痛緩和。あさイチでも話題!

今や日本人の国民病とも言える腰痛。腰痛でお悩みの方って多いですよね。 ポイント 腰痛の原因は人それぞれですが、最近の研究 ...

おすすめ
身体の痛みを改善する『1分つま先立ち』下半身ダイエットにも!

首・肩・背中・腰。身体の痛みにお悩みの方は多いかと思います。 運動やストレッチが有効なのは分かっていても、なかなか続かな ...

-動いて元気
-, , , ,

Copyright© オトナノゲンキ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.